『何だろう?』と近くに寄ってみると、不思議なことに机の上に置かれていたのは忠彦君の自分の写真だった。
『どうして僕の写真が・・・?』当然忠彦君はそう思う。なぜ自分の写真がここに置かれているのか見当もつかない。
『もしかした萌美だろうか?』そう忠彦君は思ったが萌美さんの席は後ろの席だ。
『この席は誰だったかなぁ・・・。真ん中あたりのこの席は・・・』と忠彦君が思っていると、同じ写真が椅子の上にも乗っていたんだ。忠彦君は手を伸ばし写真を取ろうとする。が、その写真が取れなかった。どうやら写真が張り付いているらしかった。もしかして他にも写真があるかもしれないと周りを見回す、机の上と椅子の上に写真があるのなら机の中にもあるかもしれないと確かめる。だが、机の中には何も入っていなかった。
『いたずらだ。これは誰かのいたずらに違いない。僕の写真をお尻で踏みつぶすようになっている。こんなものをこのままにしておいてはダメだ。早く取らないと』そう思った忠彦君は膝をつき、写真を剥がそうと爪を立てた。しかし写真はしっかりとテープで貼られている。椅子にテープのあとが残らないように丁寧に剥がしていく。
「何してるの?」
急に声がしてビクッとして忠彦君が後ろを振り返ると、そこにメアリーと愛美がいた・・・。
こういうわけだったんだ」
「ちょっと待って忠彦君手紙入れてないじゃない?」
「そうなんだ、あれは忠彦君が入れたものじゃない。忠彦君は手紙の事なんてこれっぽっちも知らなかった。しかも椅子の上には写真が置いてあった」
「なんで?」
「椅子の匂いを嗅いでいるように見せるために」
「ウッソッ!」
「本当」
「それじゃあ、忠彦君は全然関係なくて、忠彦君に椅子の匂いを嗅がせるように仕向けたやつがいて、そいつが手紙を入れたってこと?」
「そうなるね」
「忠彦君は全くの被害者じゃない」
「そうなんだ」
「それじゃ、そんなこと誰がやったの?」
「それは手紙をメアリーに渡したやつじゃないかな」
「・・・!」
5月9日 月曜日
「愛美」
翌日、ゆかりと啓はメアリーと一緒に帰っている愛美を呼び止めた。
「何?」
「愛美ちゃんちょっといい?」
ゆかりからそう言われ愛美は怪訝そうな顔をした。
「あの手紙は机に入ってたの?」ゆかりは聞きたいことをズバリと聞いた。一瞬愛美が固まった。
『どうして僕の写真が・・・?』当然忠彦君はそう思う。なぜ自分の写真がここに置かれているのか見当もつかない。
『もしかした萌美だろうか?』そう忠彦君は思ったが萌美さんの席は後ろの席だ。
『この席は誰だったかなぁ・・・。真ん中あたりのこの席は・・・』と忠彦君が思っていると、同じ写真が椅子の上にも乗っていたんだ。忠彦君は手を伸ばし写真を取ろうとする。が、その写真が取れなかった。どうやら写真が張り付いているらしかった。もしかして他にも写真があるかもしれないと周りを見回す、机の上と椅子の上に写真があるのなら机の中にもあるかもしれないと確かめる。だが、机の中には何も入っていなかった。
『いたずらだ。これは誰かのいたずらに違いない。僕の写真をお尻で踏みつぶすようになっている。こんなものをこのままにしておいてはダメだ。早く取らないと』そう思った忠彦君は膝をつき、写真を剥がそうと爪を立てた。しかし写真はしっかりとテープで貼られている。椅子にテープのあとが残らないように丁寧に剥がしていく。
「何してるの?」
急に声がしてビクッとして忠彦君が後ろを振り返ると、そこにメアリーと愛美がいた・・・。
こういうわけだったんだ」
「ちょっと待って忠彦君手紙入れてないじゃない?」
「そうなんだ、あれは忠彦君が入れたものじゃない。忠彦君は手紙の事なんてこれっぽっちも知らなかった。しかも椅子の上には写真が置いてあった」
「なんで?」
「椅子の匂いを嗅いでいるように見せるために」
「ウッソッ!」
「本当」
「それじゃあ、忠彦君は全然関係なくて、忠彦君に椅子の匂いを嗅がせるように仕向けたやつがいて、そいつが手紙を入れたってこと?」
「そうなるね」
「忠彦君は全くの被害者じゃない」
「そうなんだ」
「それじゃ、そんなこと誰がやったの?」
「それは手紙をメアリーに渡したやつじゃないかな」
「・・・!」
5月9日 月曜日
「愛美」
翌日、ゆかりと啓はメアリーと一緒に帰っている愛美を呼び止めた。
「何?」
「愛美ちゃんちょっといい?」
ゆかりからそう言われ愛美は怪訝そうな顔をした。
「あの手紙は机に入ってたの?」ゆかりは聞きたいことをズバリと聞いた。一瞬愛美が固まった。

