アトランティスの食堂街にて。
俺はアオに買い出し頼まれて、夕飯の買い出し終わって帰るって時に、たまたまオルカに会った。
「セラァァァ!!」
「!?」
あの滅多に泣く事がない男が、急に弱々しく泣きつかれたので、近くにあったタツノコ喫茶店に入った。
「なぁ、聞いてくれよセラ」
「だからどうした」
「マツリのやつ…交尾せてくれないんだよ」
「それは、お前ががっつきすぎてか?」
「いや、俺はがっついたりはしないさ。なんだよお前、俺はそんな風に見えるか?」
「いや、哺乳類族はなんか繁殖期とかオスが大変だと聞いてな」
「まぁ、そうだけど…。いやいやそうじゃなくて!俺とマツリは…あんまり同調交尾してないんだよ。まだ、50%」
「は?お前それは流石に…だって、お前明日戦うんだろ?」
オルカはうつ伏せになりなよなよしい様子で俺をみる。
「そうなんだよ…どーしよ…」
「シャチ族最強とも言われた一族のリーダーが、メスで女々しくなるとは…一族の奴らには見せれないな。ましては相手になるラキエルには」
「………」
そう、オルカの相手は実の弟ラキエル。
オルカの弟ラキエルは、オルカと互いの考えの食い違いにより、ラキエルは謀反を起こし罪人となった。しかし、オルカにとってはたった1人の家族。
オルカの実力と願いのおかげで、ラキエルは深海に幽閉された。
そんなラキエルが今回戦士として、バトルに参加する事になった。
ラキエルの実力は、俺でさえも知っている。
兄である戦闘力が長けているオルカに対して、ラキエルは戦闘力はそこそこあるものの、頭はかなりよくて謀反犯す前は、采配士として活躍していた。
「まぁ、そんなうだうだしていても時間の無駄だぞ?」
「はぁ…本当にどうしたらいいんだよ…」
「そんなに悩むなら本人に聞けばいいだろ」
「そんな、本人に聞くとか…」
「そう簡単にはいかないよねー」
「うわっ!?」
アオの声が会話を急に止めた。
「なに、驚いてるのオルカ」
「いや、お前が急に割り込んできたからだろ」
「いやぁ、セラに買い出し頼んでいたけど遅くて、探してみればこんな所に居た」
「すまなかった、オルカの相談を聞いてたんだ」
「へー…ねぇ、オルカ」
「なんだ?」
「セラが言ったように、本人に聞いてみたら?それが早いよ。それに、あの子ならちゃんと聞いてあげそうだし」
アオはオルカの背中を押すかのようにアドバイスをする。
オルカは腹を括ったのか、マツリに聞いてみるといいその場を後にした。
「オルカ上手くいくといいね」
「だといいが」
シャチ族の繁殖本能は凄まじく、メスを傷つけかねいと聞く。
まぁ、オルカの事だから、メスを酷い扱いはしないと思うが。
「オルカのこと心配してるんだ」
「まぁな」
オルカは俺より歳上だが、歳関係なく俺にも、弟みたいに親しく接してくれる奴だ。
本当に俺を、実の弟かのように接したせいか、若干だが、兄が居たらこんな感じだろうかと思ってしまった。
「さぁ、私等も行こ!」
「ああ…あ、アイツお金置いてってない」
「まぁまぁ、飲み物だけだし今日は奢ってやろう」
俺達は勘定をすませ、喫茶店をあとにした。
そして、住処に戻り買った物とかを片付けていく。
「そう言えば、師匠は?朝からいなかったが…」
「たまには2人の時間も必要だろ?って言って、出かけてるよ。夜には帰ってくるみたいだけど」
「そっか…なぁアオ」
俺は片付けをしてるアオを、後ろから優しく抱きしめる。
「何?」
「その…久しぶりに」
久しぶりにアオと交尾たい。
あれから、師匠と修行の日々が続いたせいか、アオに癒されたい欲が込み上げてくる。
俺より小さくて柔らかくて、大好きなアオの匂いは安心する。
「いいよ」
「本当?」
後ろからアオの豊かな胸を護服の上から優しく揉む。
「んっ…ひゃ、そう言いながら、既に胸触ってる」
「たまには…いきなりでもどうかなって」
「んっ…」
服の上からでも分かる。
アオが胸だけで、こんな感じ乳首を勃たせてるのを。
可愛いらしい…後ろから揉むのは初めてだが、後ろからでもアオが感じているのがよくわかる。
次第に護服のしたから手をゆっくりいれ、直接胸を揉む。
「んっ、ひゃあ…あ」
「久しぶりだからか?胸だけで凄く可愛い声がでてる」
「あ、ん…だって気持ちいいから」
「気持ちいいんだ?」
素直に答えるアオ…可愛い。
首筋に顔を埋め、アオの匂いを堪能する。
いい匂いだ…魔力だと分かっていても、俺だけの甘くて匂い。
さっきまで半勃ちだった俺のが、欲によって硬くなっていくのが分かる。
アオの匂いを堪能しながら、ゆっくりと互いのスボンを下ろし、下着越しに俺のをアオのに押し当て、ゆっくりと動かす。
「ん…あっ」
「固くなってるの分かるか?」
「分かる…凄い…」
アオをゆっくりと向かい合うようにし、抱き合いながら深く熱いキスをする。
舌を交わらせながら、ゆっくりと下着を脱がせる。
俺もアオに下着を脱がされ、欲でそそり勃った俺のが露になった。
硬く我慢汁が出てるのがよくわかる。
「アオ…」
「いいよ…セラ」
再びキスをしながら、俺はアオを持ち上げて、下から俺のをゆっくりとアオの中に入れた。
「んっ…ひゃ」
「っ…下から入れられるのハマったか?つ…凄い締めてる」
「ひやぁ、だって気持ちいい…大きくて硬くて…んにゃああ」
アオのお尻を掴み、俺はキスをしながら腰を動かす。
アオの体重ならまだ軽く持ち上げられるし、持ち上げられるからこんな立ったまま交尾ることができる。
腰を動かす度にアオの子宮に俺のが当たってるのがよく分かる。
何回も子宮に当たれば、アオは軽くイキながら強く抱きしめたりと可愛いらしくたまらない姿をみせた。
そんな、熱く愛し合ってる最中に…。
『セラ』
『…おい、嘘だろオルカ』
オルカから神通がきた。
『頼みがある』
『まて、今…』
『分かってる』
『は?』
『だって、声が聞こえるからな。交尾てるんだろ?』
『分かってるなら、何故今かけてきた』
『タイミングがよかった、俺も今マツリと交尾てる最中だ』
そう言われれば、微かにマツリのみだらな声が聞こえてくる。
『マツリは2人っきりでやるのが恥ずかしいんだ、だから声だけでもいいから…お前達の声聞かせてくれないか?』
『……どうゆう趣味だお前は』
『頼む!今回だけ!な?その後はちゃんと解決策考えるから』
『はぁー…分かった、今回だけだ』
『感謝する!終わったあと、美味い店で奢ってやる!』
明日のオルカの大事な闘いがあると分かってるから、俺はアオに秘密にすると言う条件で了承した。
神通越しに聞こえてくるオルカとマツリのみだらな声。
そして、アオも感じまくって可愛い声を出し、抱きしめキスをする。
熱い、もっとアオを感じていたい!アオ…アオ!
「セラ…セラんっ…好きにゃ…」
「俺もだ…」
気持ちが高ぶり、腰を早く動かしながらキスをし、舌を交わらせる。
向こうのオルカ側も徐々に激しくなってるのが分かる。
「オルカ…私、んっおかしくなりそう、すごく熱くて…」
「んっ…おかしくなってもいい、もっと見せてくれ…マツリ。俺は嬉しいんだ…はぁはぁ…マツリは俺を嫌ってなくて…好きだから恥ずかしくて交尾れないという理由が……嬉しいくて、んっ…可愛い。もっと交尾りたい…」
「うん、んっ…私もオルカとやりたい…次は2人っきりで交尾れる」
互いに激しくなっていくに連れて、アオとマツリは可愛いらしく甘くとろけていき、最後には激しく果ててしまった。
『はぁはぁ…ありがとうセラ』
『……同調率は上がったのか?』
『あぁ、100%だ』
『それは良かったな』
『これで闘える…今夜、さっき言った美味い店連れて行くから、師匠さんも連れて俺のところに来いよ』
『分かった…』
そう言って、オルカからの神通が途切れた。
そして、久しぶりに激しくイッたせいか、疲れて眠ってしまってるアオに下着と服を着させ、ベットに寝かせた。
顔にかかっている髪の毛を優しく指でどかし、アオの寝顔を堪能する。
「幸せそうで可愛い…」
寝てる姿も可愛いらしく、もっと眺めていたい。
それに、髪もあの時よりも伸びて、雰囲気が大人な感じがでてる…大人だけども…。
そんな、アオのちょっとした変化を楽しむのもいいものだと俺は思ったのであった。