仲は悪かった。だがそれ以上に互いを認め合って、信頼しあっていた。姫の事を安心して任せられていた。そして任してもらっていた。総介がいたから、俺はこの立場にいられた。姫と共にいられた。
全て、総介のおかげだ。
だから、こんな所で遺体を伏したままにはしておかない。姫と親方様達と共に、手厚く弔ってやるからな・・・相棒。
総介が影の世界に沈むと同時に、天井が崩壊し、バラバラと瓦が崩れ落ちてきた。柱も倒れ、部屋が大きく傾き落下の用意を始める。
刹那、俺は、バッと空に飛び上がった。姫の居る極楽浄土とやらに届く様に、高く高く。
・・・・・・・
姫の死後、織田が美張での勝利を収めると、美張は織田の領地となり、尾張として名前を変えた。この戦により地図から、美張の名が抹消されたのだった。
そして織田はこれを機に天下統一に乗り出す事になる。天下布武の為と全国各地に乗り出し、勢力を広げる事に尽力した。
それにより各地での争いが、凄まじく激化。更に平和が遠のき、戦続きの日々となった。
奴が手始めに潰したのは、俺にとっても憎い今川であった。自らが天皇家に入る為に姫の死に一枚噛み、妖王からも認められたと鼻高になっていたが。その妖王自身に嵌められ、1560年世に言う、桶狭間の戦いで死亡する事となった。
そして美張と同盟を結んでいた武田信玄は、と言うと。
すぐに姫の訃報を聞く事が出来なかった。上杉謙信との戦い、そして裏で糸を引く妖王のせいにより、度重なる内乱が起きたからだ。
訃報を聞くと、武田は姫の死に怒り狂い、織田を襲撃しようと考えたが。織田は武田と戦うには、まだ分が悪いと踏んだのか。懐柔策に舵を切り、丸く収めようとしたのだ。
それでも武田は姫の死を悼み、織田を倒す機会を謀ろうとしていた。
だが次第に病に伏し始め、遂に1573年に亡くなった。最強を謳われた甲斐の虎も、病には勝てなかったのだ。
そして話は、俺の事に移るが。
姫の死後、俺が真っ先に行った事。それは影の世界に沈めた姫と総介、美張で亡くなった者達の供養だ。美張であった土地の山奥に、寺と墓を一から作り上げた。誰の手も加えさせず、全て自分の手で行った。
そうして完成すると、誰の目にも触れられない様に透明の術を施した。人間達に荒らされない様にする為だ。
全て、総介のおかげだ。
だから、こんな所で遺体を伏したままにはしておかない。姫と親方様達と共に、手厚く弔ってやるからな・・・相棒。
総介が影の世界に沈むと同時に、天井が崩壊し、バラバラと瓦が崩れ落ちてきた。柱も倒れ、部屋が大きく傾き落下の用意を始める。
刹那、俺は、バッと空に飛び上がった。姫の居る極楽浄土とやらに届く様に、高く高く。
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姫の死後、織田が美張での勝利を収めると、美張は織田の領地となり、尾張として名前を変えた。この戦により地図から、美張の名が抹消されたのだった。
そして織田はこれを機に天下統一に乗り出す事になる。天下布武の為と全国各地に乗り出し、勢力を広げる事に尽力した。
それにより各地での争いが、凄まじく激化。更に平和が遠のき、戦続きの日々となった。
奴が手始めに潰したのは、俺にとっても憎い今川であった。自らが天皇家に入る為に姫の死に一枚噛み、妖王からも認められたと鼻高になっていたが。その妖王自身に嵌められ、1560年世に言う、桶狭間の戦いで死亡する事となった。
そして美張と同盟を結んでいた武田信玄は、と言うと。
すぐに姫の訃報を聞く事が出来なかった。上杉謙信との戦い、そして裏で糸を引く妖王のせいにより、度重なる内乱が起きたからだ。
訃報を聞くと、武田は姫の死に怒り狂い、織田を襲撃しようと考えたが。織田は武田と戦うには、まだ分が悪いと踏んだのか。懐柔策に舵を切り、丸く収めようとしたのだ。
それでも武田は姫の死を悼み、織田を倒す機会を謀ろうとしていた。
だが次第に病に伏し始め、遂に1573年に亡くなった。最強を謳われた甲斐の虎も、病には勝てなかったのだ。
そして話は、俺の事に移るが。
姫の死後、俺が真っ先に行った事。それは影の世界に沈めた姫と総介、美張で亡くなった者達の供養だ。美張であった土地の山奥に、寺と墓を一から作り上げた。誰の手も加えさせず、全て自分の手で行った。
そうして完成すると、誰の目にも触れられない様に透明の術を施した。人間達に荒らされない様にする為だ。



