戦妖記~小国の戦姫~

あやかし・和風ファンタジー

椿野れみ/著
戦妖記~小国の戦姫~
作品番号
1673550
最終更新
2022/08/02
総文字数
145,500
ページ数
151ページ
ステータス
完結
いいね数
10
ランクイン履歴

総合90位(2022/07/29)

あやかし・和風ファンタジー39位(2022/07/27)

ランクイン履歴

総合90位(2022/07/29)

あやかし・和風ファンタジー39位(2022/07/27)

時は、妖怪が蔓延る戦乱の世であった戦国時代。
戦姫と謳われる姫と、側仕えながらも妖怪・九尾狐である京。固い絆で結ばれた主従関係だが、次第にその心は恋心にと変わっていく。結ばれずとも、側に居れば良いと幸せを噛みしめていた二人だったが。戦や謀により、波乱に飲み込まれる二人。
その恋心は届くのか。その想いは伝えられるのか。
波乱の世で生きる人と妖怪の、切ない恋の物語。
あらすじ
妖怪達が蔓延る戦乱の世。尾張・信濃・三河・美濃の強国に挟まれている、小国美張。
その国には、戦姫と謳われる姫が平和の為に奮闘していた。そして側仕えの総介と九尾狐の京も、主君を助ける為に力を振るっていた。
しかし戦乱の牙は、容赦なく、戦姫達に襲いかかる。
謀が巡らされ、姫にとって大切なものが次々と奪われていく。固い絆で結ばれ、想いを寄せていた京との関係も破滅に追い込まれてしまうが・・。

この作品のレビュー

★★★★★
ナウシカのようなヒロインです
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ナウシカの如く強く聡明で闊達で、民から慕われるヒロインの姿に、物語の世界へと一気に引き込まれます。主従であり想いを秘めた間柄でもあるという関係性が好きな方は必読の一作です。

2022/09/04 09:49

この作品の感想ノート

甲斐姫や巴御前を思わせる闊達な姫君によって、一気に物語へと引き込まれました。史実を交えたお話を描くのがお得意なんですね。姫とヒーローが共に何処へ向かうのかをただ見守りたくて読み進めていましたが、ラストで涙してしまいました。しかし明治になってもvs妖王との戦いが続くとは、ヒーローを心から労いたいです。
主人公やヒーローだけではなく、それぞれの登場人物の躍動感や輝きを感じる事ができる物語でした。

2022/09/04 09:47

この作品のひとこと感想

すべての感想数:22

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