段々と意識も眠りにつく様な感覚に陥ってくる。痛みも何もかもがうっすらとしていく。
これが本当の最期というものか。悔いは織田を打てなかった事と、京を残していく事じゃが。
十六と生きて、二つの心残りか。うむ、上々の人生じゃなかろうか。人に恵まれ、沢山の幸せを感じる事が出来た人生なのじゃから、十六で幕を閉じても文句はないのぅ。
うむ、まことに良き人生であったわ・・・・
・・・・・・・
早く姫の元に行かねば。先程、戻って来いと姫が俺を呼んだ気がする。
だが、戻ろうにも次々と増える雑魚妖怪に囲まれて抜け出せない。なまじ強い妖怪も加わっているので、一気に狐火で燃えないから厄介だ。いや、そんな事はどうでも良い。今は早く姫の元に行く事だけを優先させねば。
焦りが、自分の中でいっぱいいっぱいになった時だった。
突然木が焼け焦げる匂いが鼻腔に入り込み、暗雲が胸にぶわっと広がる。
俺はバッと妖怪の間を飛び抜けると、荘厳な美張城から火の手が上がっているのが見えた。その手はあっという間に大きくなり、城をぱっくりと飲み込んでしまっている。
パチパチと燃え盛る火で、俺は瞬時に全てを理解した。
「姫えええええええええええええええええええ!」
絶叫し、城の方に飛び立つが。妖怪共が俺の道を何度も塞ぎ取り囲み、行かせまいと阻む。
「くそっ、どけっ!雑魚が!」
俺は躊躇なく、前に立ちはだかる妖怪を燃やしていく。
だが、倒しても倒しても妖怪が次々と立ちはだかった。敵わないと分かっていても、妖怪共は脳がない様に突っ込んでくる。
城に行かせるなとでも、妖王に言われてんのか、こいつらは!じゃないと、こんなに束になってかかつてこないはずだ。最期まで妖王が俺の邪魔をする・・。
苛立ちと怒りが最大になり、狐火を最大火力にあげ、立ちはだかっていた妖怪を消し炭にした。そのはずみで、織田の軍勢の人間も何人か燃え、悲鳴がギャアギャアと耳障りにあちこちであがったが。俺はそんな悲鳴を歯牙にも掛けずに飛んだ。
だが、あっという間に消された分が補充され、瞬く間に囲まれる。
妖怪共は何度零にしても、瞬時に次がやってくる。これでは埒が明かない。こんな所、速く切り抜かねばならないと言うのに。雑魚が鬱陶しいにも程がある。
これが本当の最期というものか。悔いは織田を打てなかった事と、京を残していく事じゃが。
十六と生きて、二つの心残りか。うむ、上々の人生じゃなかろうか。人に恵まれ、沢山の幸せを感じる事が出来た人生なのじゃから、十六で幕を閉じても文句はないのぅ。
うむ、まことに良き人生であったわ・・・・
・・・・・・・
早く姫の元に行かねば。先程、戻って来いと姫が俺を呼んだ気がする。
だが、戻ろうにも次々と増える雑魚妖怪に囲まれて抜け出せない。なまじ強い妖怪も加わっているので、一気に狐火で燃えないから厄介だ。いや、そんな事はどうでも良い。今は早く姫の元に行く事だけを優先させねば。
焦りが、自分の中でいっぱいいっぱいになった時だった。
突然木が焼け焦げる匂いが鼻腔に入り込み、暗雲が胸にぶわっと広がる。
俺はバッと妖怪の間を飛び抜けると、荘厳な美張城から火の手が上がっているのが見えた。その手はあっという間に大きくなり、城をぱっくりと飲み込んでしまっている。
パチパチと燃え盛る火で、俺は瞬時に全てを理解した。
「姫えええええええええええええええええええ!」
絶叫し、城の方に飛び立つが。妖怪共が俺の道を何度も塞ぎ取り囲み、行かせまいと阻む。
「くそっ、どけっ!雑魚が!」
俺は躊躇なく、前に立ちはだかる妖怪を燃やしていく。
だが、倒しても倒しても妖怪が次々と立ちはだかった。敵わないと分かっていても、妖怪共は脳がない様に突っ込んでくる。
城に行かせるなとでも、妖王に言われてんのか、こいつらは!じゃないと、こんなに束になってかかつてこないはずだ。最期まで妖王が俺の邪魔をする・・。
苛立ちと怒りが最大になり、狐火を最大火力にあげ、立ちはだかっていた妖怪を消し炭にした。そのはずみで、織田の軍勢の人間も何人か燃え、悲鳴がギャアギャアと耳障りにあちこちであがったが。俺はそんな悲鳴を歯牙にも掛けずに飛んだ。
だが、あっという間に消された分が補充され、瞬く間に囲まれる。
妖怪共は何度零にしても、瞬時に次がやってくる。これでは埒が明かない。こんな所、速く切り抜かねばならないと言うのに。雑魚が鬱陶しいにも程がある。



