雷が轟く音がすると、奴の影から囲うようにして漆黒の雷が檻を作った。バチバチと迸り、上からの影からも雷が注ぎ、完璧に雷の中に封じ込める。それだけではなく、漆黒の雷はバチバチと妖王に当たり、痛みを与えていく。
よし、これで動きは止めた。これから嬲り殺しだ。姫に苦痛を与え、親方様方を殺した奴だ。おいそれと死を迎えさせない。絶対に俺が姫の仇を討ってやる。
それが俺に出来る、唯一の贖罪だろう。俺の不甲斐なさのせいで、姫にあんな悲しい怒りを抱かせ、辛い事を言わせた。それだから俺が絶対にコイツを殺すのだ。
ギリッと歯がみし、次の手に移ろうとした時だった。バァンッと凄まじい轟音が弾け、その衝撃波は強く、膝をつかされる。
すると膝をついた俺の横から、グワッと大きな獣の手が当たり、先程とは比べ物にならないほど吹っ飛ばされた。どごんどごんと耳元で喧しすぎる音が繰り返され、幾つもの部屋の壁をぶち抜く。
部屋を四つぶちぬいて、ようやく止まると、ガハッと口から大量の血が吐き出され、前のめりにドサリと倒れた。全身も鈍痛を越えて、痺れる様な痛みで覆われる。ぐらぐらと歪んだ視界をハッキリとさせようとしながら、重たい体を起こす。
起き上がると、すぐにここまで吹っ飛ばされた理由と何が起きたかを理解した。
大きな真っ白の四足獣。ふわふわと挑発的に揺れ動く、九本の尾。切れ長の目元が更に鋭くなり、禍々しく光る赤色の瞳。
バキバキと自分の宮城を破壊しながら、こちらに進み、キュキュッと喉を絞めた様な声でにまにまと笑う。
獣の姿に変化して、雷影の檻を壊したのか・・・。
全てに理解すると、悔しさが湧き上がってくるが。あっちが四足獣になったのなら、勝機は俺にあるはずだ。
チッと舌打ちすると、人の形を保っていた体がメキメキと変わりだし、おおおおおと呻く様な雄叫びを上げながら、俺も四足獣の格好になる。バキバキと宮城の部屋を壊し、屋根を破壊し、巨大な四足獣同士で睨み合う。
だが、その睨みの均衡はすぐに破られた。先に動いたのは、俺だ。
素早く動き、奴の上にバッと乗りかかり、ガアッと鋭い牙をむき出しにして喉元に食らいつく。
よし、これで動きは止めた。これから嬲り殺しだ。姫に苦痛を与え、親方様方を殺した奴だ。おいそれと死を迎えさせない。絶対に俺が姫の仇を討ってやる。
それが俺に出来る、唯一の贖罪だろう。俺の不甲斐なさのせいで、姫にあんな悲しい怒りを抱かせ、辛い事を言わせた。それだから俺が絶対にコイツを殺すのだ。
ギリッと歯がみし、次の手に移ろうとした時だった。バァンッと凄まじい轟音が弾け、その衝撃波は強く、膝をつかされる。
すると膝をついた俺の横から、グワッと大きな獣の手が当たり、先程とは比べ物にならないほど吹っ飛ばされた。どごんどごんと耳元で喧しすぎる音が繰り返され、幾つもの部屋の壁をぶち抜く。
部屋を四つぶちぬいて、ようやく止まると、ガハッと口から大量の血が吐き出され、前のめりにドサリと倒れた。全身も鈍痛を越えて、痺れる様な痛みで覆われる。ぐらぐらと歪んだ視界をハッキリとさせようとしながら、重たい体を起こす。
起き上がると、すぐにここまで吹っ飛ばされた理由と何が起きたかを理解した。
大きな真っ白の四足獣。ふわふわと挑発的に揺れ動く、九本の尾。切れ長の目元が更に鋭くなり、禍々しく光る赤色の瞳。
バキバキと自分の宮城を破壊しながら、こちらに進み、キュキュッと喉を絞めた様な声でにまにまと笑う。
獣の姿に変化して、雷影の檻を壊したのか・・・。
全てに理解すると、悔しさが湧き上がってくるが。あっちが四足獣になったのなら、勝機は俺にあるはずだ。
チッと舌打ちすると、人の形を保っていた体がメキメキと変わりだし、おおおおおと呻く様な雄叫びを上げながら、俺も四足獣の格好になる。バキバキと宮城の部屋を壊し、屋根を破壊し、巨大な四足獣同士で睨み合う。
だが、その睨みの均衡はすぐに破られた。先に動いたのは、俺だ。
素早く動き、奴の上にバッと乗りかかり、ガアッと鋭い牙をむき出しにして喉元に食らいつく。



