エルは困惑した。考えがうまくまとまらないでいると、ログと目が合った拍子に「お前、パニクってんな」と呆れたように言われた。相変わらず仏頂面なので、本気で何を考えているのか分からない。
つまり、冗談の可能性が高いということだろう。
エルは、一連の流れから理解出来る範囲内で、迷子を迷子じゃないと言い切るような男の子供染みた思考回路に合わせて、一生懸命考えてみた。
「……えぇと、つまり、俺と友達になりたいと感じてくれているっていう、平和的な解釈でいいのか? 仲良くしたいとか、そういう?」
「逃げ出されんのは癪だな」
「くそッ、お前の回答って斜め上に迷子になってないか!?」
こいつが何を考えて、何を言っているのか理解出来ない。
エルは頭を抱えた。結局のところ、馬鹿みたいな男に思考を合わせて正確に把握するのは無理なのだろう。逃げられたくないということは、やはり友人や仲間として仲良くしたいという解釈で良さそうだ。
これまでのログとの事を思い返してみると、彼はいつも機嫌が悪かった覚えがある。それに関して、今後は遠慮をしなくても良いと、この不器用な迷子男は言いたいのではないか?
つまり、冗談の可能性が高いということだろう。
エルは、一連の流れから理解出来る範囲内で、迷子を迷子じゃないと言い切るような男の子供染みた思考回路に合わせて、一生懸命考えてみた。
「……えぇと、つまり、俺と友達になりたいと感じてくれているっていう、平和的な解釈でいいのか? 仲良くしたいとか、そういう?」
「逃げ出されんのは癪だな」
「くそッ、お前の回答って斜め上に迷子になってないか!?」
こいつが何を考えて、何を言っているのか理解出来ない。
エルは頭を抱えた。結局のところ、馬鹿みたいな男に思考を合わせて正確に把握するのは無理なのだろう。逃げられたくないということは、やはり友人や仲間として仲良くしたいという解釈で良さそうだ。
これまでのログとの事を思い返してみると、彼はいつも機嫌が悪かった覚えがある。それに関して、今後は遠慮をしなくても良いと、この不器用な迷子男は言いたいのではないか?