「副署長の机の上に、フロッピーディスクが置かれていて、見覚えがない旧式の奴だったんですけど、誰かが副所長の為に持って来たんだろうなと思って…その、副所長はお忙しいし、戻っていらっしゃる時にすぐに確認出来るよう、データファイルを起こしておこうかなと思っていたのですけれど……」
話しながら、だんだんとリジーの顔色が青くなった。彼女は言葉に詰まると、唐突に「すみませんでしたッ」と泣きそうな顔で謝った。
「あのッ、私その、ちょっとぼんやりしていたみたいで、壊れたPCの方から読み込ませてしまったみたいで、直そうとは努力したんですけど、画面まで真っ暗になって……すぐにジョエルさんが代わってくれたんですけど」
そこで言葉を切り、リジーは、もう一人の男性所員ジョエルを盗み見た。先程、ハイソンの介抱に回っていた、明るいブラウンの天然パーマの頭をしたジョエルも、申し訳なさそうに肩を落としていた。
リジーは彼にも「ごめんね」と謝り、ハイソンへと視線を戻した。
話しながら、だんだんとリジーの顔色が青くなった。彼女は言葉に詰まると、唐突に「すみませんでしたッ」と泣きそうな顔で謝った。
「あのッ、私その、ちょっとぼんやりしていたみたいで、壊れたPCの方から読み込ませてしまったみたいで、直そうとは努力したんですけど、画面まで真っ暗になって……すぐにジョエルさんが代わってくれたんですけど」
そこで言葉を切り、リジーは、もう一人の男性所員ジョエルを盗み見た。先程、ハイソンの介抱に回っていた、明るいブラウンの天然パーマの頭をしたジョエルも、申し訳なさそうに肩を落としていた。
リジーは彼にも「ごめんね」と謝り、ハイソンへと視線を戻した。