翌日、ほのさんとおしゃべりしている時に、私は思い切って言ってみた。

「ほのさん、るか様に気持ちを伝えてみたら?」

「ええっ!?」

ほのさんはびっくりして、お茶を溢した。

「ごめんなさい。」

私は慌てて、布巾で零れたお茶を拭いた。

「いいえ。私こそ大袈裟にびっくりして。」

ほのさんは、困ったように顔に両手を当てた。

「今まで考えた事はないの?」

「ありません。そう言ってくれる人もいませんでしたし。」

ほのさん、困った顔も可愛らしい。


「じゃあ、今から言いに行かない?」

「今から!?」

私は驚いているほのさんを、立たせた。

「思い立ったら、その日が吉日。さあ、行きましょう。」

私はほのさんを連れて、部屋を出た。


るか様のいる場所は、いつも同じ。

あの神殿。