「はっきり言って下さい。私に、好かれたいのでしょう。」

「なに!?」

だんだんるか様の顔が、赤くなっていく。

「なーんだ。そういう事ですか。」

「我は何も言っておらん。」

「言わなくても、顔で分かりますよ。」

こうして見てみると、るか様、可愛い。

そうか。

私に好かれたいのか。


「私、るか様の事、好きですよ。」

「何を申すか。」

るか様、慌ててる。

「だって、初めてをあげた人だし……」

そう言って、私も顔が熱くなった。

何を言っているんだ、私。

「そうか。初めては、我だったな。」

「うぅ……」

何だか、逆に弱みを握られたみたい。


「分かった。日照りの事は、天の神に頼んでみよう。」

「天の神?水神様が雨を降らせているんじゃ……」