「私のことすき？」って聞いても、返ってくる言葉は「うん、すきだよ」で、わたしのことをみてくれなくなって、私といるときもずっと上の空で。




不安で、心配で、泣いたときもあって。

私だけがすきみたいで悔しくて、悲しくて、でもいっしょにいたくて、私には抑えきれない気持ちが重なって、混じりあって、不安が"束縛"に変わった。





"私以外の女の子と話さないで"

"私の話聞いてよ"

"好きって言って"




自分がこんなに欲望だらけだなんて、優陽くんと付き合う前は知らなかったし、自分がこんなにも嫌なやつだなんて知らなかったし、知らないほうがよかった。

嫌なのに自制できなかった、止められなかった。