だから、起こさなかったことをあんなに怒ったのか。

最後だなんて退院してきたら飽きるほど抱いてやる。

もう、絶対にお前を離さないと心に誓った。

愛おしさが溢れて、俺は早くに病院へ向かい、真由香の病室へ急いだ。

真由香は眠っていた。

俺は眠っている真由香にそっとキスをした。

真由香はびっくりして、俺を見つめた。

「大我、おはよう、どうしたの?」

「おはようのキスをしにきた」

「えっ」

俺は真由香の手を頭の上でクロスさせて、激しいキスをした。

真由香は思いっきり感じてる声を上げた。

俺は真由香への思いを抑えることが出来ず、はじめて舌を割り入れた。

「待って、息出来ないよ、大我じゃないみたいだよ、どうしたの」

「真由香の部屋で俺宛ての手紙を見つけた」

「やだ、もう見ちゃったの」

「俺は真由香の気持ちを全く考えないで、真由香の身体のことばかり気にしてた、医者としてはいいが、真由香の夫としては失格だな」

「そんなことないよ、私にとって大我はすごく素敵な旦那様だよ」