「えー、これ、めっちゃ悪口じゃん!」
結局、私は初めて浴びた「ネット上の匿名の悪口」にどうしたら良いのかわからず、学校で一番仲が良い佐竹藤子ちゃんにその画面を見せた。
「なんか、他にも困ったメッセージ来てないの? ちょっとスマホ貸して!」
「いやー、それは…。」
いくら大事な友達とはいえ、それは出来ない。このスマホには私がベビーピンクであるという重要な証拠がたくさん詰まっているのだから。
「そのアカウントって、実名でやってる?」
「まあ、『さお』って名前だから、見る人が見れば私だってわかると思う。」
「本名でやるな」というのは遠い昔に聞いた気もするが、今の時代、多少わかるような名前にしておかないと繋がりたい人とも繋がれない。SNSでも繋がっていないとリアルの世界でも居心地が悪くなってしまう、そんな世の中だと思っている。
「じゃあ、その悪口野郎は?」
「うーん。初めてメッセージ来たんだよね。名前も『そんなバナナ』だって。」
「うちも知らないな、そんなやつ。」
藤子ちゃんに言われるまま、「そんなバナナ」のフォロー先や投稿、いいねなどを確認していくと、確かに同じ高校のやつだろう、というところまでは突き止めた。
「うーん、フォローの具合からたぶんサッカー部だろうけど、確証がないなあ。」
「おい、サッカー部がどうかしたか!」
藤子ちゃんと2人で私のスマホに向き合っているところを偶然サッカー部の男子が通りがかった。
「さおりちゃんがSNSで悪口言われたの。」
「そんなことするやつ居るわけねーだろ。」
あーあ、藤子ちゃんと男子で言い合いになっちゃった。私のことで言い合っているのに、どこか他人事になっちゃう。そうでもしないと、あんな脅迫受けて冷静でいられなかったのだろう。
「センコーでもねーのに、そんな言いがかりつけんなよ!」
「わかったわかった。じゃあ先生に調べてもらお!」
藤子ちゃんが強引に私の手首を掴んで、私とその男子は職員室に連れて行かれた。
結局、私は初めて浴びた「ネット上の匿名の悪口」にどうしたら良いのかわからず、学校で一番仲が良い佐竹藤子ちゃんにその画面を見せた。
「なんか、他にも困ったメッセージ来てないの? ちょっとスマホ貸して!」
「いやー、それは…。」
いくら大事な友達とはいえ、それは出来ない。このスマホには私がベビーピンクであるという重要な証拠がたくさん詰まっているのだから。
「そのアカウントって、実名でやってる?」
「まあ、『さお』って名前だから、見る人が見れば私だってわかると思う。」
「本名でやるな」というのは遠い昔に聞いた気もするが、今の時代、多少わかるような名前にしておかないと繋がりたい人とも繋がれない。SNSでも繋がっていないとリアルの世界でも居心地が悪くなってしまう、そんな世の中だと思っている。
「じゃあ、その悪口野郎は?」
「うーん。初めてメッセージ来たんだよね。名前も『そんなバナナ』だって。」
「うちも知らないな、そんなやつ。」
藤子ちゃんに言われるまま、「そんなバナナ」のフォロー先や投稿、いいねなどを確認していくと、確かに同じ高校のやつだろう、というところまでは突き止めた。
「うーん、フォローの具合からたぶんサッカー部だろうけど、確証がないなあ。」
「おい、サッカー部がどうかしたか!」
藤子ちゃんと2人で私のスマホに向き合っているところを偶然サッカー部の男子が通りがかった。
「さおりちゃんがSNSで悪口言われたの。」
「そんなことするやつ居るわけねーだろ。」
あーあ、藤子ちゃんと男子で言い合いになっちゃった。私のことで言い合っているのに、どこか他人事になっちゃう。そうでもしないと、あんな脅迫受けて冷静でいられなかったのだろう。
「センコーでもねーのに、そんな言いがかりつけんなよ!」
「わかったわかった。じゃあ先生に調べてもらお!」
藤子ちゃんが強引に私の手首を掴んで、私とその男子は職員室に連れて行かれた。



