『杏莉、大丈夫?最近連絡無いけどなんかあったの?』
打ち込み読み直す。
トーク履歴を確認するともう半月くらい何も会話をしていなかった。
杏莉は前にもうすぐテストだと言っていたけれどもうテスト期間なんてとっくに終わっているはずだった。
少し緊張しながら送信ボタンを押す。
どきどきしながら待つけれど10分たっても既読がつかない。
もしかしたら忙しいのかもと思いスマホを閉じる。
何をしようかと考えていると課題が出ていることを思い出し机へ向かった。

結局この後、杏莉から連絡が来ることはなかった。