指先が、ふにゅんと柔らかく肌に沈み込む。軟膏のせいで表面はなめらかさを増していて――はっきり言ってだいぶエロい。いやいやいや、これは治療だ!

「リュカ、いやならやめるぞ」

「……いいから続けて」

「わ、わかった」

「……んっ……ふふん」

リュカは耳を赤くしながらも、なぜか勝ち誇ったように言った。

「フェリス、私とソラは強い絆で結ばれているから、こんなことだって全然……ああんっ!」

「そうか、私にもできるぞ」

フェリスはスッと腋の下から手を伸ばし、

「こうか?」

乳首をつまんだ。

「ひゃはうんっ!」

背筋に電撃が走り、我ながらキモい声が思わず出てしまう。

「そ、そんなとこ、怪我してないだろ!」

「ソラも、怪我をしていないところに軟膏を塗っている」

「そ……それは……」

慌ててリュカの肢体から手を離すと、

「何してるのよ! ソラ! 私の……その……ここに軟膏を塗って! 早く!」

なぜか怒られる。急かされる。

「ソラ! エッチ! ソラ! エッチ!」

すっかり温まったミュウが、抗議の声を上げる。フェリスはフェリスで、

「こうか? これでいいのか?」

相変わらず俺の乳首をもてあそぶ。俺の指はリュカの柔らかいところに沈み――ああ、もう、滅茶苦茶だ。

「はい! もう終わり! これだけ軟膏を塗ったらもう大丈夫! 俺は今日の晩飯を作ります!」