「この竜王、あなたとの誓約はけして忘れない。私の名は獄炎竜リンドヴルム。リュカと呼んでくれると、嬉しいわ」
竜王リュカ、か。
「貴方の名前は?」
「ソラだ。よろしくな」
「確かに覚えたわ、ソラ」
再びリュカの体躯が光に包まれる。光は形を変えながら、少しずつ小さくなっていく。
「……んん?」
リュカ自身も驚いているらしい。巨大な体躯は、みるみるうちに俺よりも少し背の低いくらいの人間の形に収縮した。
そしてついに発光をやめた肉体は、つまり、その、なんだ。
「これが互いに力を預け合った結果……人間の姿を取ることができるわけね」
陽光を受けて白く輝く肉体は、美しい曲線美を描いていた。長い脚に、細すぎない太もも。むっちりした腰に、きゅっと細いウェスト。出るところはしっかり出ていて、何がとは言わないけれど、ツンと上を向いている。そんな肢体を燃えるように赤い髪が流れていて、ぷるんと、つややかなくちびる。小振りな鼻に、まつ毛の長い大きな瞳は少し濡れているように見えた。
「どうしたの? じろじろ見て」
「わりといやらしい気持ちです! ごめんなさい!」
こういうときは素直に謝るのがいちばんだ。素っ裸の美少女に姿を変えたリュカは、しなやかな手で、するすると自身の肢体に触れた。
「別に謝られる覚えはないけど……でも鱗がないってのは、どうも落ち着かないわね」
竜王リュカ、か。
「貴方の名前は?」
「ソラだ。よろしくな」
「確かに覚えたわ、ソラ」
再びリュカの体躯が光に包まれる。光は形を変えながら、少しずつ小さくなっていく。
「……んん?」
リュカ自身も驚いているらしい。巨大な体躯は、みるみるうちに俺よりも少し背の低いくらいの人間の形に収縮した。
そしてついに発光をやめた肉体は、つまり、その、なんだ。
「これが互いに力を預け合った結果……人間の姿を取ることができるわけね」
陽光を受けて白く輝く肉体は、美しい曲線美を描いていた。長い脚に、細すぎない太もも。むっちりした腰に、きゅっと細いウェスト。出るところはしっかり出ていて、何がとは言わないけれど、ツンと上を向いている。そんな肢体を燃えるように赤い髪が流れていて、ぷるんと、つややかなくちびる。小振りな鼻に、まつ毛の長い大きな瞳は少し濡れているように見えた。
「どうしたの? じろじろ見て」
「わりといやらしい気持ちです! ごめんなさい!」
こういうときは素直に謝るのがいちばんだ。素っ裸の美少女に姿を変えたリュカは、しなやかな手で、するすると自身の肢体に触れた。
「別に謝られる覚えはないけど……でも鱗がないってのは、どうも落ち着かないわね」