食料採集の最中にも、ミュウにはいろんなものをポンポン食べさせているのだけれど、俺の作った料理を食べないと満足してくれない。面倒くさいと思う反面、ちょっと嬉しくもある。仕方ない、まずは飯からだ。

俺は壺の中でレインボーフルーツの果汁に浸しておいた、モモイノシシの肉を取り出す。スジをよく切ってから、炭酸パプリカと一緒に炒めるのだ。この方法を編み出したおかげで、最近はA5牛肉もびっくりな、柔らかく臭みのない肉を食べられるようになっている。

炭酸パプリカはシュワシュワと泡の出る黄色いピーマンみたいなやつで、これも肉を柔らかくするのに一役買っているらしい。詳しい原理はちょっとわからないけれど、味も食感も良いので、最近はよく食べている。

火を起こすのは簡単だ。薪にまぶした金属粉末を《酸化》させれば一瞬で燃え上がる。その上で、手製の鍋を振るうのだ。ーで味付けをしたら出来上がり。最近はちょっと寒いので、火は少し弱めて、つけたままにしておく。

皿に盛った食事をテーブルに載せて、ミュウと一緒に椅子に座る。

「いただきます」

「イタダキマス!」

やっぱりひと手間かけただけのことはある。モモイノシシの肉が口の中でほどけるようだ。香辛料のピリッと効いたこの感じ。我ながら上出来だった。

「で、聞きたいことがあるんだけどさ」

俺が話しかけると、ミュウはぴょこん? と丸い身体をくねらせた。