すると突然、メッセージが現れた。
『ミラクルスライムが仲間になりました』
「!」
ミュウが肩に飛びついてきて、頬擦りをした。前よりもずっと、よく懐いている感じ。これが誓約の首輪の効果か。
「仲間……か」
孤独の日々を思う。狩りと戦いの中で、レベルアップだけを楽しみに生きて来た日々。まんまるな目をぱちぱちやっているこいつと一緒なら、それもまた、悪くないものになるのかもしれない。
「じゃあ、これからよろしくな」
ミュウを撫でてやると、気持ちよさそうに目を閉じた。夜もとっぷりと暮れている。俺はかたわらにミュウをそっと降ろすと、横になった。
「良い夜、ってやつかな」
その日は、本当にぐっすりと良く眠れた。こんなに眠ったのは、この森にきて初めてかもしれない。
翌朝。今日は料理を作ってみることにした。
今まではせいぜい干し肉を作るくらいのものだったけれど、火を通したものを、ふと食べてみたくなったのだ。こっちに来る前は自炊もしていたし、食料もわりと集まってきているので、どうにかなるだろう。
決め手になったのは、洞窟の奥で岩塩を見つけたことだ。塩さえあれば、たいていのものは美味しく作れるという、ざっくりした判断。
『ミラクルスライムが仲間になりました』
「!」
ミュウが肩に飛びついてきて、頬擦りをした。前よりもずっと、よく懐いている感じ。これが誓約の首輪の効果か。
「仲間……か」
孤独の日々を思う。狩りと戦いの中で、レベルアップだけを楽しみに生きて来た日々。まんまるな目をぱちぱちやっているこいつと一緒なら、それもまた、悪くないものになるのかもしれない。
「じゃあ、これからよろしくな」
ミュウを撫でてやると、気持ちよさそうに目を閉じた。夜もとっぷりと暮れている。俺はかたわらにミュウをそっと降ろすと、横になった。
「良い夜、ってやつかな」
その日は、本当にぐっすりと良く眠れた。こんなに眠ったのは、この森にきて初めてかもしれない。
翌朝。今日は料理を作ってみることにした。
今まではせいぜい干し肉を作るくらいのものだったけれど、火を通したものを、ふと食べてみたくなったのだ。こっちに来る前は自炊もしていたし、食料もわりと集まってきているので、どうにかなるだろう。
決め手になったのは、洞窟の奥で岩塩を見つけたことだ。塩さえあれば、たいていのものは美味しく作れるという、ざっくりした判断。