レベル:2200

【HP】135000

【MP】156000

【攻撃力】71000

【防御力】61000

【持久力】66000

【精神力】80000

【素早さ】64000

【器用さ】80000

【運】75000

スキル:【錬金術】【豪力】【阿修羅】【暴風】【共鳴】【獄炎焦熱】【絶対零度】【疾風迅雷】【天衣無縫】【気候操作】【食いしんぼう】【毒耐性】【完全擬態】【永久機関】【破壊光線】【界面爆轟】



 なるほど、なかなかの上昇率だ。自分が成長したことを数字で実感できるのは、けっこう気持ちが良い。

「そろそろ、村に戻ろうか」

 俺がそう言うと、エルダーリッチはニヤリと笑った。

「ソラはすっかり村づくりに夢中だな」

 そう言われると、ちょっと気恥ずかしくなる。

「一生懸命になっている君は、嫌いではないぞ。イッカクシカは私が《浮遊魔法》で持って帰ろう。さあ、行きなさい」

 そう言って、ぽんと背中を叩かれる。

「ありがとう」

 礼を言うと、エルダーリッチは目を細めて笑った。

 俺は村の広場に戻ると、サレンと合流した。

「なにをしていたの?」

「魔法を教わってたんだよ」

「ソラは錬金術師でしょう、魔法を使うの?」

「一応、エルダーリッチの弟子だからな」

 ホエルの周りに幼い子供たちが集まっている。

「僕もたかいたかいしてー」

「はいは~い、順番だからね~」

 ホエルの包容力は、子供たちにも伝わるらしい。

「すっかり人気者だな、ホエル。まるで保育士さんだ」

「ホイクシサン? よくわからないけど~」

 抱え上げた子供を下ろしたホエルは、俺を見てにっこりと笑った。

「ソラは~羨ましいのかな~」

「うらやましいよ。それだけ子供に好かれ……」

「うんうん、たかいたかいが羨ましいんだね~」

 そう言ってホエルは俺の腋に手を伸ばして、ぐんと高く持ち上げた。

「え、あ、ちょっと、そういう意味じゃ……!」