外れスキルでSSSランク魔境を生き抜いたら、世界最強の錬金術師になっていた~快適拠点をつくって仲間と楽しい異世界ライフ~

「ありがとうございます! お兄様っ! 宝物にしますわ!」

フウカは俺に抱きついてきた。

「一生ついて参ります!」

「喜んでもらえて嬉しいよ」

俺はフウカの頭を撫でてやった。

「………………!」

ソファーから立ち上がったリュカが、ただならぬ様子で近づいてくる。

「どうした?」

「私も、その、なんというか、撫でてもらう権利があるわ!」

「そ、そうか……」

リュカの頭を撫でてやると、心地よさそうに睫毛の長い瞼を閉じた。

「悪くないわ」

「待てリュカ。どうしてお前が撫でられて、私が撫でられないなどということがある」

フェリスも負けじと立ち上がる。

「じゃあ~わたしは撫でてあげる~」

俺はフウカとリュカとフェリスの頭を撫で、なぜかホエルに頭を撫でられている。妙な状況に陥ってしまった。

「ボクモ! ボクモ!」

ミュウが割り込んできて、状況はさらに混沌としてくる。

「あなたは指輪をもらったでしょっ!」

もう頭を撫でるとか、関係なく揉みくちゃになってしまって、俺たちは青い絨毯の上に重なって倒れた。

「……ふふっ」

最初に笑ったのはリュカだったか。なんだかおかしくなってしまって、みんなで笑い合った。あのフェリスさえ、クスクスと笑っていた。

「みんながいれば、大迷宮は必ず攻略できる」

俺たちは手を重ね合った。

「明日、決行だ!」