外れスキルでSSSランク魔境を生き抜いたら、世界最強の錬金術師になっていた~快適拠点をつくって仲間と楽しい異世界ライフ~

ミュウが、誇らかにぽいんと跳ねる。

「ヒカエオロー」

「そんな偉そうにはしないよ」

俺は城に戻ると、献上されたオリハルコンをインゴットに《精製》してみた。思った通り、精製できたのはわずかだった。

「でも貴重なものだしな……指輪にでもしておくか」

俺はインゴットを《構築》して、指輪にしておいた。何かに使えることもあるだろう。

それから俺は、長らくやっていなかったステータスの整理をすることにした。スキルを確認していると【天衣無縫】と【疾風迅雷】が追加されていた。【疾風迅雷】はフウカから、【天衣無縫】はホエルから受け継いだスキルらしい。城の中庭にある、トレーニング用闘技場で、いろいろと試してみた。これはどちらも、かなり使えそうだ。

「リュカ、ちょっとつきあってくれるか」

俺はリュカと一緒に、もういちど競技場へ戻った。

「ちょっと、自分の実力を確認したいんだ。模擬戦闘をして欲しい」

俺は、リュカに木剣を渡した。

「わかったわ……」

リュカは木剣を二、三度振るって、感覚を確かめている。

「ソラが相手だからって、手加減はしないからね」

「ありがたい、望むところだ」

いつの間にかみんな戻ってきていて、闘技場脇にあるベンチに座っていた。

「ソラ、怪我するようなことはするなよ」

「ありがとうフェリス、無茶はしないよ」