なんか手元がおかしい。ミュウが――みっつ? あれ? ふにょ。むにゅ。ほにょり。

首を前に向けてみると。

「ソラ~、そこはマッサージしなくても大丈夫よ~」

「な! ホ、ホエル!?」

俺が撫で回していたのは、白い輝くような肌が、大きく豊かに膨らんだ、この世の何よりも柔らかい、その、あの、ホエルの――。

「うふふ、くすぐったいな~、ソラはここフニフニするの好きなのかな~」

「いや、その、なんで、ホエルがここに……」

「前にいっぱいマッサージしてもらったからね~、お返しをしたいな~と思ってね~」

そう言ってホエルは、眩しい双球をぷかぷかと浮かべながら、俺に迫ってきた。精力増強。あれが効いてしまうのか!? 効能を発揮してしまうのか!?

「わたしもマッサージしてあげるね~」

「いや、いいよ! 俺はそろそろ上がるから……!」

「遠慮はしちゃだめだよ~」

ホエルは俺の肩を掴んで、くるりと背を向けさせた。そして、身体をもっと近づけてきて――当たっている。白いふたつの柔らかなアレが、俺の背中に沿って、ふにゅりと形を変えている。うおおおおおおお!

「じゃあいくよ~」

肩胛骨の内側に指を当てて、ぎゅっと押し込むような感じで。でも俺にはマッサージを味わうような余裕はない。だって、その、当たって、ふにもにで――。

「じゃあ、始めるね~」