パンッと目の前が白くなって、雷が落ちる、その瞬間に《分解》のスキルを使った。目の前で、光の塊が煌々と輝いている。帯電した鉄球を溶かし、それを周囲の木々の繊維と《合成》し、服の形へと《構築》する――やがて不死鳥に相応しい、黄色を基調とした服が出来上がった。
「素敵ですわ、ありがとうございます、お兄様っ! これからはフウカとお呼びくださいまし!」
抱きついてきた不死鳥をリュカが引き剥がす。
「あの~、わたしも服っていうの、欲しいな~」
ナイスバディのお姉様が、裸で仰っている。フェリスが白鯨と俺の間にスッと入って、彼女の裸体を隠した。しかし白鯨と比べてフェリスは小柄だから、いろいろとはみ出していて――。
「早くしろソラ」
フェリスに睨まれた。俺は早速錬金術を開始する。白鯨のイメージは、やはり雲だろうか。俺は空に両手を伸ばして、雲を操れるか試してみた。結果わかったことは、錬金術の有効範囲は相当に広いということだ。かなりレベルが上がったおかげかもしれない。
雲を操り、草の繊維と《合成》、《構築》する。フワッとした印象の、可愛らしい服ができた。
「ありがとう~、なんかいいわね~、服って~」
白鯨はにっこりと微笑みかけてきた。
「これからはホエルって呼んでくれたら嬉しいな~」
ちょっとくすぐったくなるような、不思議な笑みだ。
「わかった、よろしくな、ホエル」
「素敵ですわ、ありがとうございます、お兄様っ! これからはフウカとお呼びくださいまし!」
抱きついてきた不死鳥をリュカが引き剥がす。
「あの~、わたしも服っていうの、欲しいな~」
ナイスバディのお姉様が、裸で仰っている。フェリスが白鯨と俺の間にスッと入って、彼女の裸体を隠した。しかし白鯨と比べてフェリスは小柄だから、いろいろとはみ出していて――。
「早くしろソラ」
フェリスに睨まれた。俺は早速錬金術を開始する。白鯨のイメージは、やはり雲だろうか。俺は空に両手を伸ばして、雲を操れるか試してみた。結果わかったことは、錬金術の有効範囲は相当に広いということだ。かなりレベルが上がったおかげかもしれない。
雲を操り、草の繊維と《合成》、《構築》する。フワッとした印象の、可愛らしい服ができた。
「ありがとう~、なんかいいわね~、服って~」
白鯨はにっこりと微笑みかけてきた。
「これからはホエルって呼んでくれたら嬉しいな~」
ちょっとくすぐったくなるような、不思議な笑みだ。
「わかった、よろしくな、ホエル」
