「そんなことないよ。僕は治癒魔法なんて使えないからね。素直にシンディーがすごいと思う」
「えへへ、ありがとうございます」
シンディーが今どんな表情をしているか分からないけれど、きっとはにかんでいるような気がした。
「わたしの話ばっかして悪いですし、今度はフィルさんのことを聞かせてくださいよ」
「僕のこと?」
「はい! わたし、フィルさんのことをもっと知りたいんです! フィルさんはどうしてこの街に来たんですか? もしかして『僕より強いヤツに会いにいく!』って、強い魔物や人を探す旅の途中でしたか?」
「ははは、そんなわけないよ。僕は──」
僕は元SSSランクパーティーにいたこと。
そしてそこにいたリーダーのギャロルに追放されてしまったことをシンディーに伝えた。
すると。
「えへへ、ありがとうございます」
シンディーが今どんな表情をしているか分からないけれど、きっとはにかんでいるような気がした。
「わたしの話ばっかして悪いですし、今度はフィルさんのことを聞かせてくださいよ」
「僕のこと?」
「はい! わたし、フィルさんのことをもっと知りたいんです! フィルさんはどうしてこの街に来たんですか? もしかして『僕より強いヤツに会いにいく!』って、強い魔物や人を探す旅の途中でしたか?」
「ははは、そんなわけないよ。僕は──」
僕は元SSSランクパーティーにいたこと。
そしてそこにいたリーダーのギャロルに追放されてしまったことをシンディーに伝えた。
すると。
