だってすぐ後ろに(バスタオルを巻いているとはいえ)裸の女の子がいるんだからね。
さっきの扇情的な光景が目に焼き付いているせいで、ドキドキしっぱなしだ。
姿が見えなくなったら、幾分か落ち着くと思っていたけれど……それは間違いだったらしい。
このままでは死ぬ。ドキドキしすぎて心臓が爆発するか、口から飛び出る。
そう思った僕は苦肉の策で、
「え、えーっと……そうだ。シンディー。君はどうして冒険者になったのかな?」
そんな話題をシンディーに振ってみて、気を逸らすことにした。
すると。
「そう聞くってことは……やっぱり、わたしみたいなポンコツが冒険者になることは間違いなんでしょうか?」
と彼女は悲しそうな声で言った。
「そ、そうじゃないよ! だけど人って冒険者になる理由があると思うんだ。たとえば僕は英雄譚の主人公に憧れて、自由な冒険者ならそれが叶えられる……と思ったからだ」
さっきの扇情的な光景が目に焼き付いているせいで、ドキドキしっぱなしだ。
姿が見えなくなったら、幾分か落ち着くと思っていたけれど……それは間違いだったらしい。
このままでは死ぬ。ドキドキしすぎて心臓が爆発するか、口から飛び出る。
そう思った僕は苦肉の策で、
「え、えーっと……そうだ。シンディー。君はどうして冒険者になったのかな?」
そんな話題をシンディーに振ってみて、気を逸らすことにした。
すると。
「そう聞くってことは……やっぱり、わたしみたいなポンコツが冒険者になることは間違いなんでしょうか?」
と彼女は悲しそうな声で言った。
「そ、そうじゃないよ! だけど人って冒険者になる理由があると思うんだ。たとえば僕は英雄譚の主人公に憧れて、自由な冒険者ならそれが叶えられる……と思ったからだ」
