追放冒険者の魔剣無双~ボロボロの剣は最強の魔剣でした~

 僕の様子に、シンディーは不思議そうに首を傾げていた。


 それからシンディーの泊まっている宿屋に到着し、部屋を取った。
 もちろん、シンディーとは別部屋だ。
 そして僕は部屋に入るや否や──そこに置かれているベッドで横になった。
「久しぶりのベッドだ……! ああ、ふかふか! 布団が柔らかい! このまま一生ここで過ごしていたくなる……」
『どうしてそなたは涙を流しておる! さすがの妾とて引くぞ!』
 ベルがツッコミを入れる。
 もちろん、ベルだけ野宿というわけにもいかないので、一緒の部屋に泊まることにしたのだ。
「ああ、ごめんごめん。ビックリさせちゃったかな。僕の都合については、ベルにも説明したよね?」
『うむ。元々、かなり有名な冒険者パーティーにいたが、追放されてしまったのじゃったな。しかもそこでは酷い扱いを受けておった……と』