追放冒険者の魔剣無双~ボロボロの剣は最強の魔剣でした~

「だったら、この街にある宿屋を教えてくれないかな? なるべく安い方がいいんだけど……」
「あんなに報酬金を貰ったのに、お金のことなんて心配しているんですか!? 倹約家なんですね。さすがです」
 いや……倹約家というか、ただ単に貧乏性というか……。
 ギャロルたちと一緒にいた頃は、パーティーの会計も任されて──というか押し付けられていたしね。
 SSSランク冒険者は、受ける依頼も高報酬なことが多い。だからパーティーに入るお金も膨大なものになったんだけれど、それよりもギャロルが使うお金の方が多かった。
 それをやりくりするのは大変だったなあ……。
「あっ、だったらわたしが泊まっている宿屋を紹介しますよ。そこ、お風呂も付いているんです! しかもそれにしては格安ですし、オススメです!」
「おっ、それはいいね」