追放冒険者の魔剣無双~ボロボロの剣は最強の魔剣でした~

「ああ、それは悪かった。有望な冒険者が現れて、私も興奮してしまったらしい。早速手続きを進めるよ。ちょっと待っててね」
 とリオネルさんは魔剣から興味をなくしたのか、また受付の奥に引っ込んでしまった。

 そして無事に冒険者の再登録を済ませ、ゴブリンたちの核の換金も済んだ。

「やっぱり、あれだけ強い魔物の核ってなったら、報酬金もすごいことになりましたね! 白金貨なんて、わたし初めて見ました!」
 ギルドから出ても、シンディーは興奮しっぱなしだった。
 ここで解散してもよかったんだけれど……それはあまりに味気なかったので、もうしばらく彼女と行動を共にすることにしたのだ。
 それに彼女をあのままギルドにいさせてたら、またなにか喋らないか不安だったしね。
「うん、僕も驚いたよ。それにしても──ベルは言いつけ通り、喋らずにいてくれたね。ありがとう」