追放冒険者の魔剣無双~ボロボロの剣は最強の魔剣でした~

「あっ、シンディーさんもご一緒なんですね。そういえば薬草を摘みにミースネの森に行っていたはずでしたが……」
「途中でフィルさんと合流しました」
「そうだったんですね。シンディーさんは治癒士なのに、いつもひとりで森に行ってますからね。フィルさんと違って、あなたのことはいつも心配です」
「す、すみません……」
 肩を縮めるシンディー。
「あなたも早く冒険者パーティーに──いえ、失礼しました」
 と受付嬢さんは「しまった」と言わんばかりに口を噤んだ。
 この様子だと、シンディーが冒険者パーティーに入れない理由も分かっているみたいだね。
 受付嬢さんは話を逸らしたかったのか、今度は僕に視線を向ける。
「では──ゴブリンの核を提示していただけますか? それを確認次第、冒険者ライセンスをお渡しします」
「はい、分かりました。こちらになります」
「えっ?」