「実はわたし……これでも冒険者なんです」
「へ? そうなの?」
つい間抜けな声が出てしまった。
「そうですよね……わたし、冒険者っぽくないですよね。仕方ないんです……実際、ポンコツなんですから……」
肩を落とすシンディー。
「そ、そんなことないよ! でも冒険者だったら、ゴブリンに抵抗してもおかしくないかなーって思っただけだから!」
フライゴブリンについては仕方ないものの、ゴブリンごときに無抵抗を決め込むとは思えない。
それだけ弱かったら、そもそも冒険者になれないからだ。どちらにせよ違和感は残る。
しかしその疑問は、次にシンディーが言った言葉で解消するのだった。
「わたし、治癒士だから自分で戦えないんです。だから……」
「あー……」
それを聞いて納得する。
治癒士というのはその名の通り、治癒魔法を使う人たちのことである。
「へ? そうなの?」
つい間抜けな声が出てしまった。
「そうですよね……わたし、冒険者っぽくないですよね。仕方ないんです……実際、ポンコツなんですから……」
肩を落とすシンディー。
「そ、そんなことないよ! でも冒険者だったら、ゴブリンに抵抗してもおかしくないかなーって思っただけだから!」
フライゴブリンについては仕方ないものの、ゴブリンごときに無抵抗を決め込むとは思えない。
それだけ弱かったら、そもそも冒険者になれないからだ。どちらにせよ違和感は残る。
しかしその疑問は、次にシンディーが言った言葉で解消するのだった。
「わたし、治癒士だから自分で戦えないんです。だから……」
「あー……」
それを聞いて納得する。
治癒士というのはその名の通り、治癒魔法を使う人たちのことである。
