追放冒険者の魔剣無双~ボロボロの剣は最強の魔剣でした~

 そう──彼女はとんでもない巨乳の持ち主だったのだ!
 ただ一言、でかい。
 彼女がちょっと動くだけで、胸が揺れている。服がはちきれんばかりの巨大な胸に、僕は度肝を抜かれてしまった。
 どちらかというとシンディーは童顔な類。
 それなのにこんな凶悪なものを隠し持っているなんて──って! 変なこと考えちゃダメ! さっきみたいなことを口走っちゃうかもしれないから。
「そ、そんなことよりシンディーはどうしてここに? ここは君みたいな可愛い女の子が来るような場所じゃないと思うけど……」
 自覚するくらい露骨な話題逸らしであった。
 しかし。
「えへへ、可愛いってわたしのことですか? お世辞でもそう言ってもらえて嬉しいです」
 と照れたように言った。
 うっ……こういうさり気ない動作も可愛い。心臓の鼓動が跳ね上がるのを感じた。
 そんな僕の思いもつゆ知らず、彼女はこう口を動かした。