「ははは! ギャロルー! よわよわの雑用君がそんなこと出来るわけないじゃん! 武器も持ってないのに! それに雑用君、運も悪いからたまたま超強い魔物に出会っちゃうかもしれないしー!」
パーティーメンバーのひとりである、派手な容姿をした女魔法使いが下品な笑い声をあげる。
「まあそれもそうだな……だったら」
そう言って、ギャロルは一本の剣を僕に放り投げた。
しゃがんで、足下に転がった剣を手に取る。
「こ、これは……!?」
愕然とする僕に対して、ギャロルはこう吐き捨てる。
「それを餞別としてくれてやる。感謝しろよ」
「なっ……! こんなボロボロの剣で魔物と戦えるわけないじゃないか! それにこれは……ちょっと前、あの遺跡で見つけた剣だよね?」
ギャロルから渡されたのは──ボロボロの剣。
パーティーメンバーのひとりである、派手な容姿をした女魔法使いが下品な笑い声をあげる。
「まあそれもそうだな……だったら」
そう言って、ギャロルは一本の剣を僕に放り投げた。
しゃがんで、足下に転がった剣を手に取る。
「こ、これは……!?」
愕然とする僕に対して、ギャロルはこう吐き捨てる。
「それを餞別としてくれてやる。感謝しろよ」
「なっ……! こんなボロボロの剣で魔物と戦えるわけないじゃないか! それにこれは……ちょっと前、あの遺跡で見つけた剣だよね?」
ギャロルから渡されたのは──ボロボロの剣。