僕はトドメの一撃を与えるべく、両手で魔剣をしっかりと握り、天高く振り上げた。
とはいえ。
「心臓がガラ空きだ!」
ここでリオネルも簡単に殺されるほど、諦めが早いわけではない。
一本の光の矢が真っ直ぐ伸び、僕の胸を貫いた。
「ははは! 油断しているからだ。これで貴様も……!?」
それ以上、リオネルの言葉は続かなかった。
僕の胸に刺さった光の矢が、木っ端微塵に砕け散ったからである。
「この程度の攻撃で僕(わらわ)に勝てると思うな。欠伸が出る」
「ちくしょおおおおおお!」
リオネルは最後の力を振り絞り、周囲に無数の矢を顕現する。
彼が僕に指先を向けた瞬間、一斉に発射された。
……かのように見えた。
「無駄なことはやめろ」
僕がさっと手をかざすと、光の矢が闇で染まる。そして刹那の間に消滅してしまった。
【闇滅】だ。
「あ、あ……」
リオネルは腰を抜かし、僕を見上げる。
とはいえ。
「心臓がガラ空きだ!」
ここでリオネルも簡単に殺されるほど、諦めが早いわけではない。
一本の光の矢が真っ直ぐ伸び、僕の胸を貫いた。
「ははは! 油断しているからだ。これで貴様も……!?」
それ以上、リオネルの言葉は続かなかった。
僕の胸に刺さった光の矢が、木っ端微塵に砕け散ったからである。
「この程度の攻撃で僕(わらわ)に勝てると思うな。欠伸が出る」
「ちくしょおおおおおお!」
リオネルは最後の力を振り絞り、周囲に無数の矢を顕現する。
彼が僕に指先を向けた瞬間、一斉に発射された。
……かのように見えた。
「無駄なことはやめろ」
僕がさっと手をかざすと、光の矢が闇で染まる。そして刹那の間に消滅してしまった。
【闇滅】だ。
「あ、あ……」
リオネルは腰を抜かし、僕を見上げる。
