追放冒険者の魔剣無双~ボロボロの剣は最強の魔剣でした~

「ふふっ。ほんと、あなたは不思議な人ね。あんなに強いのに、ちょーっと女の子の下着を見ただけで動揺するなんて。どっちが本当のあなたなのかしら」
 とカトリナが不意に笑いを零した。
 色々とどたばたしていると……。

「本当に最後までお前は俺をイライラさせるな。こんなもんを見せられるとは思ってなかったぞ」

 と──縄で縛られているギャロルがぼそっと口にした。
「あっ、ギャロル。目が覚めたんだね」
 警戒を崩さず、そう声をかける。
 僕に斬られてから、ギャロルは気を失ってしまっていた。
 このまま放置すれば、直に死んでいただろう。でも僕もそこまで性格が悪くない。
 だからギャロルとその仲間を拘束してから──シンディーがギャロルに強化魔法をかけてくれた。そしてようやく回復したようだった。
 まあ武器も取り上げられているし、彼も戦う気がなさそうだ。