弾かれ、体勢を崩された彼は、よろよろと後退した。
「誇りだけで勝てるほど、戦いというのは甘くない。それについては同意する。でも──その誇りを捨てても、僕に勝てなかったら、君にはなにが残るのかな?」
「てめえっっっっっっっ!」
ギャロルの堪忍袋の緒が切れた音が聞こえた気がした。
彼は駄々っ子のように大剣を振るい、僕の命を刈ろうとする。
「ちょっと度胸が付いただけで、調子に乗んじゃねえよ! お前が俺をそんな目で見るんじゃねえ!」
「ちょっと度胸が付いただけ(・・)? はあ……」
哀れすぎて、思わず溜め息を吐いてしまう。
僕はギャロルの剣筋を完璧に見抜き、振り抜いてくる大剣を魔剣で一閃した。
音も立たない。
静寂の元で──大剣が真っ二つになったのだ。
「気付かなかったのかな? 僕は今まで手加減(・・・)していたんだよ。君が愛用している武器を壊してしまうのは可哀想だったからね」
「誇りだけで勝てるほど、戦いというのは甘くない。それについては同意する。でも──その誇りを捨てても、僕に勝てなかったら、君にはなにが残るのかな?」
「てめえっっっっっっっ!」
ギャロルの堪忍袋の緒が切れた音が聞こえた気がした。
彼は駄々っ子のように大剣を振るい、僕の命を刈ろうとする。
「ちょっと度胸が付いただけで、調子に乗んじゃねえよ! お前が俺をそんな目で見るんじゃねえ!」
「ちょっと度胸が付いただけ(・・)? はあ……」
哀れすぎて、思わず溜め息を吐いてしまう。
僕はギャロルの剣筋を完璧に見抜き、振り抜いてくる大剣を魔剣で一閃した。
音も立たない。
静寂の元で──大剣が真っ二つになったのだ。
「気付かなかったのかな? 僕は今まで手加減(・・・)していたんだよ。君が愛用している武器を壊してしまうのは可哀想だったからね」
