カトリナの前でこの剣を使えばどうなるだろうか──。
これが魔剣だということを悟られてしまうかもしれない。
しかしギャロルは話し合いで解決出来る相手ではない。だからといって、他の武器じゃ彼に太刀打ち出来ないだろう。
考えている時間もあまりなかった。ゆえにここで魔剣を持っていかない選択肢は──ない。
刹那の思考の後、僕は部屋の扉を開けると──。
「シンディー……?」
部屋の前で、シンディーが神妙そうな面持ちでこちらを見ていた。
「……ごめんなさい、フィルさん。なんだか寝られなくって、あなたとお話しようと思っていましたが──さっきの話、全部聞こえてしまいました」
「そうだったんだね。じゃあ事情は分かっているはずだ。僕はこれからカトリナのところに行く。シンディーはここにいて──」
「わたしも行きます!」
とシンディーは胸元に手をやって、勢いよくそう口にした。
これが魔剣だということを悟られてしまうかもしれない。
しかしギャロルは話し合いで解決出来る相手ではない。だからといって、他の武器じゃ彼に太刀打ち出来ないだろう。
考えている時間もあまりなかった。ゆえにここで魔剣を持っていかない選択肢は──ない。
刹那の思考の後、僕は部屋の扉を開けると──。
「シンディー……?」
部屋の前で、シンディーが神妙そうな面持ちでこちらを見ていた。
「……ごめんなさい、フィルさん。なんだか寝られなくって、あなたとお話しようと思っていましたが──さっきの話、全部聞こえてしまいました」
「そうだったんだね。じゃあ事情は分かっているはずだ。僕はこれからカトリナのところに行く。シンディーはここにいて──」
「わたしも行きます!」
とシンディーは胸元に手をやって、勢いよくそう口にした。
