外の砂が入り込んでいるせいで、建物内は全体的に汚い。外壁も所々崩れており、悪い意味で風通しがよかった。
作戦は淀みなく決行され、信者たちを全員拘束するまでに至った。
だが、カトリナの表情は芳しくない。
「ベルフォット教の頭首──教皇はまだ見つかっていないのかしら?」
「はい。逃げてしまった可能性が高いかと思います」
「そう……」
カトリナは悔しさで歯軋りする。
(そんな簡単に済む話じゃないと思ってたけど……教皇を取り逃したのはでかいわね。教皇がいる限り、ベルフォット教を完全に取り締まったことにはならないんだから)
「仕方ないわ。今日のところはこいつらを連れて、街に戻る。尋問はそれからたっぷりと──」
とカトリナが言葉を続けようとした時であった。
「ちっ。もう済んじまった後か」
上から声。
作戦は淀みなく決行され、信者たちを全員拘束するまでに至った。
だが、カトリナの表情は芳しくない。
「ベルフォット教の頭首──教皇はまだ見つかっていないのかしら?」
「はい。逃げてしまった可能性が高いかと思います」
「そう……」
カトリナは悔しさで歯軋りする。
(そんな簡単に済む話じゃないと思ってたけど……教皇を取り逃したのはでかいわね。教皇がいる限り、ベルフォット教を完全に取り締まったことにはならないんだから)
「仕方ないわ。今日のところはこいつらを連れて、街に戻る。尋問はそれからたっぷりと──」
とカトリナが言葉を続けようとした時であった。
「ちっ。もう済んじまった後か」
上から声。
