そして僕も英雄譚の中にある冒険者のようになりたくて、十五になって村を出た。
王都で無事に冒険者登録も済ませた僕は、どこかのパーティーに入ろうとした。
いきなりひとりで活動していくには勝手が分からず、危険だと思ったからだ。
そして僕はとあるSSSランクパーティーに『雑用係』として、加入させてもらうことになった。
SSSランクというのは冒険者として最高のランクである。
いくら雑用係とはいえ、こんなパーティーに入れてもらえるだなんて……と当時の僕は喜んだものだ。
このパーティーで経験を積み、冒険者としての力と知恵を付ける。
このままやっていくのもいいし、独立して自分のパーティーを作ってもいい。
未来のことを考えたら、自然と胸が弾んだ。
──だったのに。
「僕が不要? こ、これでも僕なりに頑張ってきたつもりなんだけど……」
縋るような気持ちで、僕はギャロルに訴える。
王都で無事に冒険者登録も済ませた僕は、どこかのパーティーに入ろうとした。
いきなりひとりで活動していくには勝手が分からず、危険だと思ったからだ。
そして僕はとあるSSSランクパーティーに『雑用係』として、加入させてもらうことになった。
SSSランクというのは冒険者として最高のランクである。
いくら雑用係とはいえ、こんなパーティーに入れてもらえるだなんて……と当時の僕は喜んだものだ。
このパーティーで経験を積み、冒険者としての力と知恵を付ける。
このままやっていくのもいいし、独立して自分のパーティーを作ってもいい。
未来のことを考えたら、自然と胸が弾んだ。
──だったのに。
「僕が不要? こ、これでも僕なりに頑張ってきたつもりなんだけど……」
縋るような気持ちで、僕はギャロルに訴える。