魔剣を見つけたのはギャロルたちであるが、結果的にそれを目覚めさせたのは僕だ。
あれから僕は何度も想像してしまう。
邪念に支配され、魔剣で人を殺しまくる自分の姿だ。
僕がいつ、そんな風になってしまうか分からない──ってこれ以上、考えるのはやめよう。怖くなってきた。
「九百五十二、九百五十三、九百五十四……」
なんにせよ、僕は魔剣に頼らずとも、誰かを守れる力を身につけるべきだ。
邪竜の時だって、僕がもっと強ければ力を欲しなかった。邪念に囚われず、シンディーを助けることが出来たかもしれない。
ゆえに魔剣ではなく、こうして木剣を振っている──というわけだ。
「九百七十五、九百七十六、九百七十七……」
カトリナさんは近々、ベルフォット教の本部を襲撃すると言っていた。
果たしてカトリナさんたちだけで行かせていいのだろうか?
あれから僕は何度も想像してしまう。
邪念に支配され、魔剣で人を殺しまくる自分の姿だ。
僕がいつ、そんな風になってしまうか分からない──ってこれ以上、考えるのはやめよう。怖くなってきた。
「九百五十二、九百五十三、九百五十四……」
なんにせよ、僕は魔剣に頼らずとも、誰かを守れる力を身につけるべきだ。
邪竜の時だって、僕がもっと強ければ力を欲しなかった。邪念に囚われず、シンディーを助けることが出来たかもしれない。
ゆえに魔剣ではなく、こうして木剣を振っている──というわけだ。
「九百七十五、九百七十六、九百七十七……」
カトリナさんは近々、ベルフォット教の本部を襲撃すると言っていた。
果たしてカトリナさんたちだけで行かせていいのだろうか?
