「ふふふっ、褒めてくれてありがと。あたしも有名人になったものね」
と彼女──カトリナさんは優しげな笑みを浮かべた。
「シンディー……聖騎士に詳しすぎない?」
こそっとシンディーに耳打ちする。
「弱い人を守る聖騎士さんはわたしの憧れです! 実はわたしも昔は聖騎士になりたかったんですよ」
「シンディーも?」
「はい。でも実力が足りないせいで、聖騎士になれなくて……というわけで冒険者になりました」
そういえば以前、シンディーは冒険者以外に他の夢もあったと言っていた気がする。それが聖騎士だったということか。
だったらカトリナさんのことを知っていても、おかしくないよね。
しかしここで僕もあらためて彼女の服に目がいく。
この真っ白な服は、聖騎士が身に着ける聖衣であった。
だが、本来聖騎士が着ている聖衣とはちょっと違う。彼女の聖衣は、所々金色の刺繍が施されていた。
と彼女──カトリナさんは優しげな笑みを浮かべた。
「シンディー……聖騎士に詳しすぎない?」
こそっとシンディーに耳打ちする。
「弱い人を守る聖騎士さんはわたしの憧れです! 実はわたしも昔は聖騎士になりたかったんですよ」
「シンディーも?」
「はい。でも実力が足りないせいで、聖騎士になれなくて……というわけで冒険者になりました」
そういえば以前、シンディーは冒険者以外に他の夢もあったと言っていた気がする。それが聖騎士だったということか。
だったらカトリナさんのことを知っていても、おかしくないよね。
しかしここで僕もあらためて彼女の服に目がいく。
この真っ白な服は、聖騎士が身に着ける聖衣であった。
だが、本来聖騎士が着ている聖衣とはちょっと違う。彼女の聖衣は、所々金色の刺繍が施されていた。
