「……よく分からないけど、魔神っていうのは本当にいて、それが自分だって主張したいのかな?」
『その通りじゃ』
自信満々に言う黒猫。
……とはいえ、黒猫の言ったことをすぐに信じることが出来ない。
魔神が本当に存在していたのもビックリなんだし、それがこんな可愛らしい猫だなんて……。
と僕の考えを読んだのか、黒猫はこう続けた。
『無論、妾の本当の姿はこうではない。目覚めたとはいえ、妾は完全に復活したわけではないのじゃ。妾の力がその剣に。そして意志がこちらに溢れ、猫の姿を形取っている──とイメージしてもらえれば早いな』
「な、なるほど」
いや、本当はよく分からないけれど……聞きたいことはまだ山ほどある。
「ここまでの話を聞いていたら、さっきまでボロボロだった剣──魔剣? これに魔神の力が込められているってことだよね」
『その通りじゃ』
自信満々に言う黒猫。
……とはいえ、黒猫の言ったことをすぐに信じることが出来ない。
魔神が本当に存在していたのもビックリなんだし、それがこんな可愛らしい猫だなんて……。
と僕の考えを読んだのか、黒猫はこう続けた。
『無論、妾の本当の姿はこうではない。目覚めたとはいえ、妾は完全に復活したわけではないのじゃ。妾の力がその剣に。そして意志がこちらに溢れ、猫の姿を形取っている──とイメージしてもらえれば早いな』
「な、なるほど」
いや、本当はよく分からないけれど……聞きたいことはまだ山ほどある。
「ここまでの話を聞いていたら、さっきまでボロボロだった剣──魔剣? これに魔神の力が込められているってことだよね」
