たまたま遭遇したフライゴブリンに【闇滅】を使おうとしたけれど、上手く発動してくれなかった。
まあこれは、【闇滅】をもっと使いこなせれば変わってくるかもしれないけれどね。
──という感じで、【闇滅】はあくまで雑魚専として使ったり、相手が持っている武器を消滅させるには好都合の魔物スキルだった。
『うむ。その剣を随分使いこなせるようになったようじゃな。板についてきたぞ』
僕の右肩に乗るベルは、自分のことのように誇らしげであった。
「ありがとう」
『やはり魔剣の所有者──と、このことはあまり言わない方がよかったのじゃったな? すまぬすまぬ』
慌ててベルが謝る。
「んー! なんかフィルさんとベルちゃん、たまにふたりで秘密の話をしてますよね? わたしにも教えてください!」
「ははは、またね」
適当に誤魔化すと、シンディーはほっぺを膨らませた。
まあこれは、【闇滅】をもっと使いこなせれば変わってくるかもしれないけれどね。
──という感じで、【闇滅】はあくまで雑魚専として使ったり、相手が持っている武器を消滅させるには好都合の魔物スキルだった。
『うむ。その剣を随分使いこなせるようになったようじゃな。板についてきたぞ』
僕の右肩に乗るベルは、自分のことのように誇らしげであった。
「ありがとう」
『やはり魔剣の所有者──と、このことはあまり言わない方がよかったのじゃったな? すまぬすまぬ』
慌ててベルが謝る。
「んー! なんかフィルさんとベルちゃん、たまにふたりで秘密の話をしてますよね? わたしにも教えてください!」
「ははは、またね」
適当に誤魔化すと、シンディーはほっぺを膨らませた。