この核というのは、死んだ魔物が残すものだ。
これがあるってことは、オークキングの生命活動が停止したってことは分かるんだけれど……。
「これは一体……」
僕は黒剣を見て、そう呟く。
どす黒い感情が湧いてきたかと思ったら、剣の刀身がそれに呼応するように禍々しい黒色に変容した。
その見た目はさっきまでボロボロで使い物にならなかった剣とは、似ても似つかなかった。
「それだけじゃない。体の内側から力が湧いてくるような感覚もあった。オークキングの動きもゆっくりに見えた。これもこの剣のおかげなのか?」
僕の体とボロボロの剣に起こった突然の変化に戸惑っていると……。
『──いい加減、こっちを見ろ! 妾を無視するとは何様のつもりじゃ!』
どこからともなく女性の声が聞こえてきた。
「え……?」
いきなりのことに頭が追いつかない。
それに……周囲を見渡しても人影すら見えない。
これがあるってことは、オークキングの生命活動が停止したってことは分かるんだけれど……。
「これは一体……」
僕は黒剣を見て、そう呟く。
どす黒い感情が湧いてきたかと思ったら、剣の刀身がそれに呼応するように禍々しい黒色に変容した。
その見た目はさっきまでボロボロで使い物にならなかった剣とは、似ても似つかなかった。
「それだけじゃない。体の内側から力が湧いてくるような感覚もあった。オークキングの動きもゆっくりに見えた。これもこの剣のおかげなのか?」
僕の体とボロボロの剣に起こった突然の変化に戸惑っていると……。
『──いい加減、こっちを見ろ! 妾を無視するとは何様のつもりじゃ!』
どこからともなく女性の声が聞こえてきた。
「え……?」
いきなりのことに頭が追いつかない。
それに……周囲を見渡しても人影すら見えない。
