「どうした? 妾のナイスバディーさに見惚れておるのか? これだから発情期の人間は……」
「そ、そんなことないよ!」
嘆く彼女に対して、僕は慌てて否定した。
しかしちょっと不思議なことがある。
それは彼女の右腕がなかったことだ。
暗いせいで切断面とかはよく見えないけれど……確かに肘から下がなくなっている。
そのことを問い質そうとしたけれど、彼女は僕が口を動かすよりも早く、こう言葉を続けた。
「うむ、必死に否定している様が可愛いのお。そなたが望むなら、もっと良いことをしてやってもいいんじゃが──今はそうしている暇はない」
そう言って、不敵な笑みを浮かべる女性。
『何故なら、この状態がいつまで続くか妾にも分からぬからな」
「この状態……? さっき、君は僕を『まだ死んでおらぬ』と言ってたよね。取りあえず、ここは死後の世界じゃないってことでいいのかな」
「そ、そんなことないよ!」
嘆く彼女に対して、僕は慌てて否定した。
しかしちょっと不思議なことがある。
それは彼女の右腕がなかったことだ。
暗いせいで切断面とかはよく見えないけれど……確かに肘から下がなくなっている。
そのことを問い質そうとしたけれど、彼女は僕が口を動かすよりも早く、こう言葉を続けた。
「うむ、必死に否定している様が可愛いのお。そなたが望むなら、もっと良いことをしてやってもいいんじゃが──今はそうしている暇はない」
そう言って、不敵な笑みを浮かべる女性。
『何故なら、この状態がいつまで続くか妾にも分からぬからな」
「この状態……? さっき、君は僕を『まだ死んでおらぬ』と言ってたよね。取りあえず、ここは死後の世界じゃないってことでいいのかな」
