間違いない……こいつはドラゴンはドラゴンでも、邪竜と呼ばれる種(しゅ)だ。
邪竜は一説によると、体に邪念を宿すことによって突然変異したドラゴンらしい。
普通のドラゴンよりも何倍も強く、たとえSSSランク冒険者でも苦戦が予想されるだろう。
そして邪竜が強者である理由──それは邪竜だけが使えると言われる【闇滅】というスキルのせいである。
【闇滅】のスキルが発動すると、対象は闇に染まりこの世から完全に消滅してしまう。
まさに生きる災厄、それが邪竜だ。
「フィルさん! すぐに助けにいきます!」
後ろからシンディーの声が聞こえた。
数瞬後の光景を想像してしまい──悪寒が体中を駆け巡った。
「ダメだ、シンディー! 君はここから逃げるんだ! 邪竜には勝てな──」
シンディーを止めようとするが、それよりも早く──邪竜が彼女の存在に気付いた。
邪竜は一説によると、体に邪念を宿すことによって突然変異したドラゴンらしい。
普通のドラゴンよりも何倍も強く、たとえSSSランク冒険者でも苦戦が予想されるだろう。
そして邪竜が強者である理由──それは邪竜だけが使えると言われる【闇滅】というスキルのせいである。
【闇滅】のスキルが発動すると、対象は闇に染まりこの世から完全に消滅してしまう。
まさに生きる災厄、それが邪竜だ。
「フィルさん! すぐに助けにいきます!」
後ろからシンディーの声が聞こえた。
数瞬後の光景を想像してしまい──悪寒が体中を駆け巡った。
「ダメだ、シンディー! 君はここから逃げるんだ! 邪竜には勝てな──」
シンディーを止めようとするが、それよりも早く──邪竜が彼女の存在に気付いた。
