きゅっとくびれた腰回り。放物線を描くように下半身にかけて膨らんでいくライン。
 その丸みを帯びたラインは男では実現困難なもので、思わず唾を呑んでしまうほどだった。
「す、すみません……」
 シンディーも僕の顔から目を離さない。
 彼女も頭がパニックになっているんだろう。
 しかし不思議と彼女はその場から逃げ出そうとせず、僕に体を委ね──やがて目を閉じた。

 ──理性が焼け切れていく。

 神経のひとつひとつが僕に「押し倒してしまえ」と囁いている。
 彼女のぷるんとした唇。今すぐにでもここに自分の唇を押し当てて、お互いの感情を交換し合いたい。
 お湯で濡れてくしゃっとなった彼女の前髪。どちらかというとキュートな彼女の魅力を、艶やかなものにしていた。
 このまま強く抱きしめ体を重ねれば、きっと気持ちいい光景が待っているだろう。