☆美月・不思議な気持ち
あれから1週間、蒼空くんに抱きしめられた感覚が忘れられなかった。少しも消えず残っている。
今日も朝から仕事へ行く準備をしながら、ずっとカフェで話した内容のことを考えていた。
突然、夢の話のことなのに謝って来た時、私も謝らないといけない気持ちになった。
そして謝った後には
“あっ、こうしたかったんだ、ずっと”
と、何故か不思議な気持ちになって、満足してもうこのままふわっとどこかへ消えてしまってもいいや! って気持ちに一瞬なった。でも抱きしめられてそんな気持ちはおさまった。
別に隠すつもりはなかったけれど、そんなことがあってから、その日のことは大和にはなんとなくひとつも言えずにいた。
言わないほうが良いのかな。
ふと事故の後に見た夢を思い出した。夢の相手は蒼空くんだったけれど、きっと言わないことがお互いに積み重なって、崩れて、ふたりはあんな感じになったのかもしれない。
もしそうなら、怖い。
やっぱり言わないと……。
あれから1週間、蒼空くんに抱きしめられた感覚が忘れられなかった。少しも消えず残っている。
今日も朝から仕事へ行く準備をしながら、ずっとカフェで話した内容のことを考えていた。
突然、夢の話のことなのに謝って来た時、私も謝らないといけない気持ちになった。
そして謝った後には
“あっ、こうしたかったんだ、ずっと”
と、何故か不思議な気持ちになって、満足してもうこのままふわっとどこかへ消えてしまってもいいや! って気持ちに一瞬なった。でも抱きしめられてそんな気持ちはおさまった。
別に隠すつもりはなかったけれど、そんなことがあってから、その日のことは大和にはなんとなくひとつも言えずにいた。
言わないほうが良いのかな。
ふと事故の後に見た夢を思い出した。夢の相手は蒼空くんだったけれど、きっと言わないことがお互いに積み重なって、崩れて、ふたりはあんな感じになったのかもしれない。
もしそうなら、怖い。
やっぱり言わないと……。