☆美月・蒼空と夢の話を
寒くなってきた季節。そろそろ雪が降りそうだな。手が冷たくて白い息を吹きかけたら、少しだけぽかぽか温かくなった気がした。
蒼空くんからメッセージが来て会うことになったけれど、話したいことってなんだろう……緊張する。
とりあえず蒼空くんと駅前で待ち合わせをした。
「寒いから、早くどっか店入ろうか?」
蒼空くんが辺りを見回しながら言うと
「あ、そこにカフェがあるのですが、そこで良ければ」
駅前で、買い物したりしてさまよう時によく休憩場所として行くカフェを案内した。
ドアを開けた途端、暖かい空気と美味しそうなパンの香りがもわっとしてきた。
空いていた奥の席に座ると、蒼空くんは温かいコーヒー、私はアイスティーを頼んだ。
…………しばらく無言が続いた。
私は質問した。
「そういえば、私の夢、どうして気になっていたんですか?」
「え、いや、どうして繰り返し同じような夢を見るのかなぁって」
「ネットや本で調べて見たけど、心の中で強く抱えていることとか、強く残っている過去の記憶とかが夢になって何回もみるのだとか、他にも色んな説があったけれど……私は自分への何か大切なメッセージなのかなぁって」
「大切なメッセージか…実は俺も何回も同じ夢を見ているんだけど内容が……」
蒼空はうつむいた。
「いや、別に話したくないなら無理に話さなくても」
「いやそんなわけでは。うん、そうでもあるけど……」
寒くなってきた季節。そろそろ雪が降りそうだな。手が冷たくて白い息を吹きかけたら、少しだけぽかぽか温かくなった気がした。
蒼空くんからメッセージが来て会うことになったけれど、話したいことってなんだろう……緊張する。
とりあえず蒼空くんと駅前で待ち合わせをした。
「寒いから、早くどっか店入ろうか?」
蒼空くんが辺りを見回しながら言うと
「あ、そこにカフェがあるのですが、そこで良ければ」
駅前で、買い物したりしてさまよう時によく休憩場所として行くカフェを案内した。
ドアを開けた途端、暖かい空気と美味しそうなパンの香りがもわっとしてきた。
空いていた奥の席に座ると、蒼空くんは温かいコーヒー、私はアイスティーを頼んだ。
…………しばらく無言が続いた。
私は質問した。
「そういえば、私の夢、どうして気になっていたんですか?」
「え、いや、どうして繰り返し同じような夢を見るのかなぁって」
「ネットや本で調べて見たけど、心の中で強く抱えていることとか、強く残っている過去の記憶とかが夢になって何回もみるのだとか、他にも色んな説があったけれど……私は自分への何か大切なメッセージなのかなぁって」
「大切なメッセージか…実は俺も何回も同じ夢を見ているんだけど内容が……」
蒼空はうつむいた。
「いや、別に話したくないなら無理に話さなくても」
「いやそんなわけでは。うん、そうでもあるけど……」