★蒼空・大和と夢の話
俺は仕事の後、大和とご飯を食べに行った。よく通っているラーメン屋。客はあまりいなくてテレビの音と食器のカチャカチャする音が響いている。
「なんか、最近モヤモヤする事とかない?」
突然、大和は言った。
「突然何?」
そう答えると大和は、まっすぐな瞳で見つめてきた。
「……まぁ、俺ら付き合い長いからな、態度で分かるよな。美月と付き合っていた事、何で言ってくれなかったのかなぁって少しもやもやしてた」
俺は大和に対して思っていることを話した。
「てか蒼空、美月とSNSで連絡とってたしょ? 本人から聞いたわ」
「うん……。よし、大和に話す!」
俺は美月と再会してからの話をした。美月が出てきた夢の話もした。聞き上手な大和はじっくりと話を聞いてくれた。
俺の話が終わった後、次は大和が話しだした。美月が見た夢の話を。
それから大和はコップの水を一気に飲み干し、深呼吸してから再び話を続けた。
「この夢の話、信じられないかも知れないけれど、別の世界線で実際に起きている出来事なんだ。もしこっちの世界の僕達も、あっちの世界の僕達と同じように生きていたら、夢の中の出来事がここでも起きたかも知れなくて……」
「えっ? 世界線? 突然何言ってるんだ? ってか、なんで大和はそう言いきれるんだ?」
「だって僕は……」
俺は仕事の後、大和とご飯を食べに行った。よく通っているラーメン屋。客はあまりいなくてテレビの音と食器のカチャカチャする音が響いている。
「なんか、最近モヤモヤする事とかない?」
突然、大和は言った。
「突然何?」
そう答えると大和は、まっすぐな瞳で見つめてきた。
「……まぁ、俺ら付き合い長いからな、態度で分かるよな。美月と付き合っていた事、何で言ってくれなかったのかなぁって少しもやもやしてた」
俺は大和に対して思っていることを話した。
「てか蒼空、美月とSNSで連絡とってたしょ? 本人から聞いたわ」
「うん……。よし、大和に話す!」
俺は美月と再会してからの話をした。美月が出てきた夢の話もした。聞き上手な大和はじっくりと話を聞いてくれた。
俺の話が終わった後、次は大和が話しだした。美月が見た夢の話を。
それから大和はコップの水を一気に飲み干し、深呼吸してから再び話を続けた。
「この夢の話、信じられないかも知れないけれど、別の世界線で実際に起きている出来事なんだ。もしこっちの世界の僕達も、あっちの世界の僕達と同じように生きていたら、夢の中の出来事がここでも起きたかも知れなくて……」
「えっ? 世界線? 突然何言ってるんだ? ってか、なんで大和はそう言いきれるんだ?」
「だって僕は……」