「ああ、そういえば。ジャンクがくれた髪飾り、あれは魔道具だったのよね?」
アズールは何かよくない魔法がかかっていると言っていた。この機会にきちんと聞いておかなくちゃ。なんてちょっと構えていたのに、ジャンクはあっさりと暴露した。
「あれは母さんが魔法を込めた魔除けだよ。シャルロットに幸せが訪れますようにってね」
「そうだったんだ、ありがとうね」
笑ってみせたものの、とっても心が痛む。
だってあの髪飾り、もらったその日にアズールが握り潰しちゃったんだもの。
意味深な目でアズールをチラリと見ると、バツが悪そうにあからさまに私から目をそらした。むむ、何か怪しいんですけど。
「シャルロット、僕は君が好きだよ。妹だとわかった今でもね」
「ジャをンクありがとう。私もジャンクのことが大好きよ。これからもよろしくね」
私が右手を差し出すと、ジャンクは両手で優しく私の手を握った。
「あらあら、仲がいいこと」
キッチンではお母様が私たちを見て静かに笑い、アズールは無言で佇んでいた。
アズールは何かよくない魔法がかかっていると言っていた。この機会にきちんと聞いておかなくちゃ。なんてちょっと構えていたのに、ジャンクはあっさりと暴露した。
「あれは母さんが魔法を込めた魔除けだよ。シャルロットに幸せが訪れますようにってね」
「そうだったんだ、ありがとうね」
笑ってみせたものの、とっても心が痛む。
だってあの髪飾り、もらったその日にアズールが握り潰しちゃったんだもの。
意味深な目でアズールをチラリと見ると、バツが悪そうにあからさまに私から目をそらした。むむ、何か怪しいんですけど。
「シャルロット、僕は君が好きだよ。妹だとわかった今でもね」
「ジャをンクありがとう。私もジャンクのことが大好きよ。これからもよろしくね」
私が右手を差し出すと、ジャンクは両手で優しく私の手を握った。
「あらあら、仲がいいこと」
キッチンではお母様が私たちを見て静かに笑い、アズールは無言で佇んでいた。